■開催日:12月18日(火曜)
■開催場所:せいきょう会館
2年ぶりの開催ということもあり、年末の押迫った時期にも関わらず50名を超える参加者で、せいきょう会館の会場がいっぱいになりました。
オープニングはアイスブレーキングとして、「間違い探し~村が変わった」をプロジェクターで大画面に投影し、2009年ラオススタディツアー参加の北ブロックの洞井さんが、ユニセフ支援の入った村の前と後の変化を、分かりやすく解説しながらすすめられました。
次にこの間地域で取り組まれた活動の報告交流をおこないました。活動の集約に寄せられた13事例の内、二つの行政区委員会の事例報告をしていただきました。
一つは、東ブロック南行政区委員会の2012年度平和企画「親子で考えよう ~ぼくの今 と あの子の今~」です。子どもたちに、今の生活のありがたさを実感してもらうと、絵本の読み聞かせ、水運び体験、親子クッキングの内容でおこなわれたことが報告されました。
もう一つは、西ブロック乙訓行政区委員会の2011年度夏休み親子企画「ユニセフのお話とラオス料理を食べてみよう!」です。夏休みの一日を平和について親子で考える日にできたら・・・・という思いからこの企画がうまれました。内容はラオススタディツアーの報告、DVD「いのちの水」を見てから水運び体験をおこない、行政区委員が作ったラオス料理をみんなで食べました。
次に、京都生協で毎年取り組んでいるユニセフお年玉募金の贈呈式実行委員会から報告がされました。まず2011年度の南ブロックのユニセフお年玉募金贈呈式実行委員会から、2012年3月3日(土曜)に開催された贈呈式の様子が紹介されました。当日子どもたちが描いた「大きな絵」の現物も会場に掲示され、贈呈式ではこの絵をバックに募金の贈呈がおこなわれたという報告がありました。
この南ブロックの贈呈式実行委員会の報告を受けて、今年度春から実行委員会を立ち上げ活動されている東ブロックのユニセフ実行委員会より、今年度の取り組みと「2012年度ユニセフお年玉募金」について、そして2013年3月2日(土曜)に開催するユニセフお年玉募金贈呈式の案内と募金への協力のお願いがありました。
事例報告の後は、ユニセフのワークショップ「貧困はどこから」(貧困の連鎖)を、1996年ラオススタディツアー参加者の南ブロックの岡本さんがファシリテーターとなって、グループワークをおこないました。参加者からは、「ワークショップ、とても良かったです。結果は同じでも、それぞれに皆で話し合う過程が大切、というお話が心に残りました。自分ひとりで学ぶこともできますが、同じ時間を共有しながら学び合う中で、発見できることの多さを、ワークショップの中で実感できました。」という感想もいただきました。
※ワークショップと発表の様子
後半は、UNDP(国連開発計画)作成の「アフリカの村からーエリナの物語ー」を、2006年ラオススタディツアー参加の東ブロック岩佐理事より朗読と解説をしていただきました。参加者からは「エリナの物語」は、子どもに貧しい国の子どもの現状を理解しやすいと思いました。子どもに読ませてみようと思います。世界には、学校に行けなかったり、小さいうちから仕事をしなければならない子どもがたくさんいて、その子ども達の環境を変えるために、私達に出来ることは、募金やユニセフの事を知ってもらう事ではないかと思いました。」という感想もいただきました。
次に日本ユニセフ協会からの資料をもとに、京都生協を含む関西・中四国の18生協がおこなっているラオス指定募金の「ラオスにおける女の子と女性の立場の向上」第2次報告と、次の「初等教育平等化プロジェクト」の紹介をおこないました。
最後に、2013年2月におこなわれるラオススタディツアーへの代表派遣組合員に決っている東ブロックの小野田恭子さんが会場の皆さんへ紹介され、前回ツアー参加の洞井さんからバトンタッチにあたっての言葉と共に、会場の皆さんから激励の拍手が贈られました。
他にも会場内でユニセフグッズの販売を行ったり、京都綾部ユニセフ協会さんよりお借りした地雷レプリカや水がめ、プランピーナッツ(※)の展示や、学校訪問などの内容がわかる掲示物の貼り出しをおこない活動の紹介をしたり、日本生協連の取り組みで第3期に入ったCO・OPコアノン・スマイルスクール・プロジェクトのコーナーなども設け紹介しました。
(※)プランピーナッツ:ユニセフが支援に使用している、袋を開ければすぐに食べられる「栄養補給食品」
終了後は、差し入れしていただいたレモングラスで紅茶を入れ、「パンこっこ」のパンを食べながら、テーブルごとになごやかに交流しました。
限られた時間でしたが、活動事例やワークショップ、UNDPの絵本など色々なものを体験していただいたり、紹介することができました。参加された方々が、それぞれの地域で取り組み活動していただくヒントがたくさんできたのではないか思います。このつどいをきっかけに、ユニセフ活動への理解と共感の輪がさらに広がることを願っています。
<参加いただいた方の感想(抜粋)>
・アイスブレーキングに始まり、ワークショップやエリナの物語、すごく頭を使って考えました。報告も、何度か聞いている事もありますが、なかなか頭に入らないので、楽しく、かつ充実していました。ありがとうございました。
・京都生協のラオスへの指定募金が20年続き、最終のプロジェクトが始まるとのこと、その成果があがっていることに喜びをおぼえます。これからもユニセフ募金活動が継続していく様、微力ながら協力したいと思います。
・初めて、ユニセフのつどいに参加させて頂いたのですが、各ブロックの発表もわかりやすく、どのような活動をされているのかもわかり、良かったと思います。絵本の読み聞かせは良かったです。なごやかな会で良かったと思います。
・各行政区さんの活動の報告がすばらしかったです。ワークショップも、班ごとですることで、よく考えることができました。絵本からの学習もわかりやすかったです。今日のつどい、参加して良かったです!!
・短い時間の中でしたが、とても充実した内容で、とても楽しく学ばせて頂く事が出来ました。