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2013ピースアクションinナガサキ参加報告

2013年8月19日

被爆者をはげますつどい実行委員会
■開催日:8月7日、8日
 京都生協からは組合員7人(中学生1人、小学生2人を含む)が参加、全国35の生協からは650人の参加がありました。参加者の感想を交えて報告します。
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・8月7日、8日にわたって分科会に参加
 被爆の証言と生協平和のまち歩きに参加しました。被爆の証言では13歳の時に自宅で被爆した上田亨さんの証言と、三田村静子さんの紙芝居を観ました。『大切な家族や親せきの命を奪われた上、就職や結婚の時に、長崎出身だということで差別されました。結婚後も大切なわが子に先立たれましたたった1発の原子爆弾が人生を狂わせたのです。これ以上の悲しみがあるだろうかと聴き入っていました。』
 生協平和のまち歩きでは、初日に、ララコープの船井さんに原爆落下中心地を訪ねて、平和公園周辺の主要な遺構、慰霊碑を案内していただきました。『平和祈念像は上げた右手は上空580メートルで炸裂したこと、核兵器に対する抗議。水平方向に広げた左手は平和を願い、閉じた眼は亡くなられた方々の冥福を祈っているそうです』
 また、翌日は、黒板さんに永井博士の家や浦上天主堂方面を案内していただきました。『黒板さんはクリスチャンで、特に浦上天主堂での話(鐘楼ドームや被爆マリアの話)が心に残りました』
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・ナガサキ虹のひろばに参加しました
2日目(8日)午後、市民会館で『虹のひろば』に参加しました。オープニングは長崎女子高等学校龍踊部による勇壮華麗な龍踊り『レッドドラゴン』でスタートしました。その後、長崎市長のあいさつ、日本赤十字社長崎原爆病院・院長の朝長万左男さんの『「核兵器の非人道性」に関するオスロ会議に出席して』と題してご講演頂きました。『龍踊りを見て、心から楽しんで観ている自分に、平和のありがたさを思いました』

・長崎原爆資料館、城山小学校を見学
長崎原爆資料館や城山小学校を見学しました。『長崎の町に原爆が投下されたジオラマを見て、長崎の坂の多さに驚きました。この町の上空500メートルで原爆は炸裂し、一瞬のうちに地獄にしてしまったのです。町の中を逃げ惑う人々を想像し、心が苦しくなりました。』
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・平和祈念式典に参加
最終日、8月9日、平和祈念式典に参加しました。11時2分、鐘の合図で全員起立、黙祷をしました。1年間で亡くなられた方は3404人に、合計16万2083人の方が亡くなられました。

<取り組みを振り返って> 
 参加状況…
7人が参加。内訳は大人4人、中学生1人、小学生2人。この間ずっとピースアクションinヒロシマに参加してきましたが、今年はナガサキに参加しました。
 費用について…
参加費入金額:145,000円(大人25,000円、小学生10,000円)
費用金額  :428,400円(虹のひろば参加費、交通費、宿泊代)
平和募金活用:283,400円(年度計画30万円で設定)
 今後に向けて…
年々、被爆された方が亡くなられていく中、今年も「核兵器のない平和な世界を目指して、ナガサキの想いを未来へ」をテーマに開催され、京都からも参加しました。今なお、1万7千発の核兵器が地球上に存在するなか、これからも唯一の被爆国にある生協として、核兵器廃絶の取組みは重要です。