西ブロック
もっと知りたい「日本国憲法のこと 平和のこと」
京北エリア会
■開催日時:9月10日(月曜)午前10時から12時30分
■開催場所:京北老人児童センター
集団的自衛権行使容認問題や、安保関連法案について、国民理解が深まらないままに国会審議が進んでいる状況の中、「日本国憲法」そのものについて学んで、今起こっていることを冷静に理解し、「平和」について自分で考え判断できるようになりたい、という思いから、憲法学習会を企画しました。
京北エリアの組合員さんに広く呼びかけ、19人が参加しました。講師は、元京都生協理事の有地淑羽さんと、山下信子弁護士です。
有地さんには、平和の定義や日本国憲法、京都生協平和への願いなど、平和学につながるお話を伺いました。山下弁護士からは、憲法の三大原理、安保法制案の違憲性、有事法制によってすでに整備されていた国民保護計画などについてお話いただきました。
質疑応答では、法律的な観点からの説明が聞けて、憲法も含めて具体的な問題点がわかりました。参加者からは、知らない間にどんどん進められている事への驚きや、京北の地域でも何かできないだろうかとの声も出されました。
ブレイクタイムではフェアトレード炭焼珈琲&アーモンドリーフの試食、学習会終了後は、鯖の煮付けと無着色たらこの試食もあり、コープ商品の良さも確かめていただけたと思います。
<参加者の感想より>
・今は非常に平和がおびやかされていて、本当に国民一人一人が自分の事として、しっかりと向き合って考えるべきなんだと思います。
・戦争のための準備が、深い所でどんどん進められている事に驚きました。憲法について、まだまだわからないことばかりですが、わからないと言って目をそむけないで、関心をもって、行動にも起こしていけることを、していきたいと思います。
・どうしても、反戦とか、「NO」のデモに出ることに違和感があるので、平和的に活動することができるように、いろいろ考えていこうと思います。
・難しいお話でしたが、戦争が起きないことが平和という事ではなくて、社会的貧困や差別などをなくすことが、本当の平和なんだということがわかりました。自分の子どもたちが大人になった時、戦争が起きたらどうしようという不安感は、お話を聞いてさらに強くなりました。
・誰もが平和で安全に暮らせること願っていると思いますし、毎日平和で、何事もなく暮らせることに感謝して過ごすことが大切だなと、改めて思いました。