京都生協と一緒に34年前に商品作りをはじめたさとの雪食品株式会社に来ていただき、店舗メールで応募された組合員のみなさんと一緒に学習しました。
　はじめに会社概要と豆腐についてお話を伺いました。さとの雪食品は元々食品機械メーカーで、京都生協からの依頼で消泡剤未使用で昔ながらの『にがり』を使った豆腐を、大量に安定的に作れないかと打診されて豆腐作りが始まったと知り、驚きました。
　当時の豆腐は職人が作るもので、今のような豆腐商品は不可能なことだった。そこで機械メーカー自ら豆腐作りに取り組み、日本で初めてにがりを使った量産型の充てん豆腐がうまれました。今、スーパーで並んでいる豆腐の始まりは、ここだったと知り、安心して購入できるなと思いました。
　豆腐作り実習は下準備は全てしていただいていたので、80度の豆乳に凝固剤をいれて上下に混ぜるとすぐに固まり始め完成です。出来上がりのあまりの早さと簡単さに皆驚きの声をあげていました。
　にがりと硫酸マグネシウムの2つの凝固剤の豆腐を作り、食べ比べをしました。凝固剤の違いで味も食感もまったく違うものに仕上がりました。
＜参加者の感想＞
・豆腐の知識が広がりました。
・機械で作る豆腐は味気がないのかなと思いましたが、豆腐へのこだわりが伺えて、考えがかわりました。
・食べ比べをして、味がずいぶん違うことにびっくりしました。にがり使用の方が大豆の味が濃くて美味しかったです。