緑に囲まれた和やかな雰囲気の施設の中で、さをり織りを始めクッキー作りや草木染め、野菜作りなど得意分野を活かしていきいきと作業をされていました。
デイセンター長の「活動に利用者を合わせるのではなく利用者の興味のあることや得意とすることを活動に結び付けていくことが私たち職員の役目です」とおっしゃっる言葉が心に響きました。水遊びに興味がある利用者の方の特徴を捉えて羊毛フェルトを水の中で丸める作業や細かい作業が得意で集中力のある利用者さんはビーズの紐通しなどをされていました。作業道具も使いやすいように工夫がされており、職員の方の思いが伝わってきました。中には障害が重く歩行が困難な方もいらっしゃいますが、みんななかまです。物を作って売ることに障がいの重さは関係ありません。作業所を通して社会とつながっていることこそが大切だと学ぶとともに利用者さんのピュアでまっすぐなまなざしに心が温かくなりました。

＜参加者の感想＞
・あらぐさ作業所の製品は何度か購入させていただいていましたが実際に作業の様子を見せてもらったり詳しいお話を聞かせてもらえて感激しました。今日の経験をお友達にも伝えていきたい、積極的に利用させていただきたいと思います。
・行って良かったです！施設の中にゆったりとあたたかい空気が流れていてずっと見ていたいと思いました(^.^)それぞれの利用者さんが自分のできることや興味また挑戦したいことに取り組まれていて職員の方もいろいろ考えてサポートされている。それぞれの分野で皆さんプロの職人さんだと尊敬します。今までも地域のイベントなどで対面販売されているのは知っていましたが、今日作っておられるところを見せていただいてもっと商品が好きになりました。
・一人一人ができることを職人の方々がやさしく手伝っているのが印象的だった。支援学校を卒業された方はそのあとどうするんだろう...と気になっていたけど、あらぐさ作業所のような場所があったら安心だなぁと思った。