自分で育てた野菜を食卓に
数年前まで、土いじりなんてまるで興味のなかった私ですが、二人の娘の育児を通して、「自分で育てた野菜を食卓に出してみたい!」と、密かな野望を持っていました。そんな時に目にした、グリーンカーテンのチラシ。すぐさま応募しました。小さな小さなゴーヤの種が、私にきっかけをくれました。今年の5月、ベランダにプランターを並べて、ゴーヤと一緒に、ミニトマトときゅうりの栽培も始めました。
芽が出るのに時間がかかり、「このまま出てこないのでは?」と不安になったり、芽が出た後も生育の悪いものがあったりと、初心者の私は試行錯誤。プランターの大きさが小さかったり、水を切らしてしまったりと、失敗しながらも、なんとかグリーンカーテンが出来ました。お世辞にも『立派な』とは言えない、不格好な我が家のグリーンカーテンですが、やっぱり自分で育てたものには愛着が持てるものです。真夏の昼下がり、ベランダのビニールプールで遊ぶ娘たちと、その横で揺れるゴーヤの葉の影を眺めながら、幸せな気分に浸っていました。小さなゴーヤの実ができた時はとても嬉しくて、子供たちや夫の「苦い!」と不満を聞き流しつつ、私と同居する父はおいしくいただきました。
その後、小さなゴーヤは鈴なりに生り、キュウリやミニトマトもたくさん収穫できました。食べきれない分は、ご近所さんや娘のお友達に配りました。あまり社交的でない私にとっては、いろんな人としゃべるきっかけまで与えてもらった気がします。
9月になり、そろそろ葉っぱの勢いがなくなってきた頃、熟したゴーヤの実から取った種で、また来年、グリーンカーテンを栽培できることを知りました。早速、鮮やかなオレンジに熟した実から赤い種を取り出して、きれいに洗うと、あの送られてきたゴーヤの種がまた姿を現しました。また来年も挑戦したいと思います。ありがとうございました!
<省エネの取り組み>
◎テレビをつけっぱなしにしない
◎ビニールプールで遊んだ後は、その水でプランターに水やり
◎エアコンの設定温度を高めにする
◎暑さが厳しい時間帯は図書館やショッピングモールなどで過ごす
(ニックネーム:あーちゃん)