はじめに北村所長さんから、パワーポイントを使って作業所での一日の過ごし方や、開所8年目、清掃ボランティアなど地域と密着した活動を一緒にされているというお話をお聞きしました。その後、作業所内を見学。1階では仏具飾りの成形作業や紙器加工（ギフトの箱の組み立て）、2階ではクローク札の組み立てと検品作業、お守り袋の縫製等の作業の様子を見学させてもらいました。利用者のほとんどが自閉症の方で、自分の意志を伝えることが難しい方には、メモを活用したり職員の方の手作りのカードを使ったりといろいろな工夫をしておられます。また作業分担も視覚に強い、こだわりが強い、同じことを繰り返して行う作業が得意といった障害特性が活かされ、きっちり丁寧な仕事に参加者の皆さんは、とても感心されていました。

　見学後は3つのグループに分かれて利用者さんと一緒に、下請け作業を体験させていただきながら交流。参加者は丁寧にキレイに、しかも早く作業をこなしていかれる利用者さんを横目で見て「へぇ！」「すごいね」と感心しつつ、一生懸命作業体験をされていました。今回ブロック企画として作業所訪問を行うのは初めての試みでした。きっかけはさまざまだと思いますが、作業所に関心をもっていただき、ご参加いただくことができてよかったです。今後もこのような機会を持っていきたいと思います。

＜参加者の感想＞
・窓も多く広いスペースで、利用者さんが落ち着いて作業されているなと思いました。仕事以外の活動、特に地域に出られているところがよいなあと思いました。スタッフの方がとても親切に関わっておられる印象を受けました。
・いろいろと配慮されているのがよくわかりました。きっと過ごしやすい場所となっていると思います。応援します。ありがとうございました。