南ブロック
防災センターへ行こう
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■開催日時:8月29日(火曜)午前10時から12時
■開催場所:京都市市民防災センター
木津川市・相楽Cエリア会では、夏休みの親子企画として、<子供と一緒に防災体験をして、もしもの時に備えよう!>という計画を立て、「京都市市民防災センター」を体験してきました。
京都市の十条駅から徒歩で到着。外は暑かったのですが、防災センターの中は冷房が効いた4階建ての快適なビルでした。そこでは地震、強風、火災時の避難等が全て屋内で体験できる施設になっています。
中へ入ると消防車が展示されていて、子供用の消防士ユニフォームとヘルメットも用意されています。「かっこいい!」と、小さな子供達はよろこび消防隊員になりきって、消防車に乗り込んで楽しみました。
そしてガイドさんから、館内の説明を受けた後いよいよ体験開始。
まず4Dシアターシステム(立体映像+座席振動)で地下空間での浸水の恐怖と、浸水時の扉の開閉の重さ体験をしました。そこでは膝までの高さの浸水でも1人では扉が開かない事を体験し驚きました。
地震体験室では、リビングルームに家具、家電などのセットが組まれ、震度7まで体験することができます。激しい揺れの間、テーブルの下に隠れていたのですが、そのテーブルの脚で何度か頭を打ってしまうほどの激しい揺れで、想像以上に怖かったです。
強風体験室では風速30m/sまで体験できました。それは電柱が倒れてしまう程(30?50m/s)の強さだそうです。私は風速20m/s(屋根瓦が落ちる程度)を体験したのですが、手すりがあるので飛ばされる心配はないものの息がまともにできずに、心臓がバクバクしました。一緒に体験した娘は「水の中で息継ぎができひん感じやったわぁ」と二人でへとへとになりながら強風体験室をあとにしました。
避難体験室では、火災時の避難について説明を受けた後、ホテルで火災にあった時を想定した避難体験をしました。入口から入るとそこは、煙で真っ白な廊下の中、視界の悪さに驚きました。出口を目指し、子どもの手をぎゅっと握り、反対の手でハンカチで口を覆いつつ進みます。低い体勢だといくぶん視界もよくなり、前の人を頼りに進んでいくことができました。事前に避難経路は見ていたものの視界が悪いので非常口まで進むのは大変困難だという事が分かり、前もって避難経路を確認しておくことの重要性を改めて実感することができました。
災害の恐ろしさを、話を聞いたりテレビから情報を知るだけでなく実体験することで新たにわかる事がたくさんありました。また子どもと一緒に体験したことで、より避難が大変だと改めてわかりました。親子で夏休みに良い体験学習をすることができました。