60周年

京都生協コンプライアンス基本方針

基本理念

生活協同組合は、組合員が力を寄せ合って生活の文化的、経済的な向上をはかる組織です。京都生協グループの役職員は、組合員・消費者とともに知恵と力を合わせて、その生協運動の発展に努めます。社会に開かれた生協をめざして、協同組合の基本的価値をはじめとする倫理、法令や社会規範、および職場のルールを守り、正直で誠実な事業と活動をすすめます。
こうしたコンプライアンスについての理念のもとに、組合員の願いを実現し生協の社会的責任を果たすため、以下の方針を遂行します。

*コンプライアンスとは、「法令順守」と訳されることが多いですが、法律だけではなく、世の中のルールや自ら決めた約束事などを守り、裏表なく実施することを意味しています。守るべき規範を明らかにして、組織運営を通して体質強化、確立をはかります。

  1. (商品・サービス) 組合員が求める商品・サービスを、安全の確保や品質管理の改善に努めながら、開発、製造、提供します。
  2. (供給者として) 組合員がより利用しやすいように売り場や商品案内を改善しつづけるとともに、商品に関して正確で分かりやすい情報を伝えます。組合員の声を事業に生かしつづけます。
  3. (取引先との関係) 取引先との公正で透明な取引と、節度あるおつきあいを行います。信頼関係とルールの順守により、商品の品質を高め、安全を確保するパートナーとしての関係を強めます。
  4. (環境への配慮) 環境政策に基づき環境に配慮した事業活動をすすめます。業務についての手順書や地球温暖化防止自主行動計画などルールや方針を順守し、業務の改善と環境負荷削減に努めます。
  5. (地域社会との関わり) 地域社会の一員として、さまざまな団体とお互いの自主性を尊重しながら交流を深め、協力協同のネットワークづくりをすすめます。行政との健全な関係づくりをすすめます。
  6. (事業経営) 生協の資産を適正かつ効率的に運用し、限られた時間とコストの中で組合員にとっても職員にとっても最も有効な成果が達成できるように努めます。法令や規程に基づき業務の適正運用に努めるとともに、重大問題の発生を防ぎ、起こった事態を早期に解決するための危機管理を強めます。
  7. (生協運営全体) 誰もが参加できる、ひとりひとりの声を大切にした運営をすすめます。適正な機関運営、情報の開示、コミュニケーションを強めます。
  8. (機密および個人情報の保護) 事業で知り得た非公開情報は他に漏らしません。また、組合員と役職員の個人情報はひとりひとりの人格に関わるものとして個人情報保護法と生協の規程に基づき厳正に管理し、本人の同意を得ないで目的以外に利用したり、第三者に提供、または公開しません。
  9. (職場環境と組織風土) ひとりひとりの職員の個性と人格を尊重し、コミュニケーションを大切にした風通しの良い組織風土をつくります。安全でいきいきと働くことができる職場をつくります。
  10. (コンプライアンス経営の実践と運用) ルールと方針に基づき組織を運営し、自ら検証と見直しを重ねて継続的に事業の改善をすすめるとともに、それぞれの職場で日常の業務の品質を向上させてコンプライアンス経営を強めます。

(2010年10月)