長崎のグリーンアスパラ
商品ものがたり
長崎のグリーンアスパラ 150g前後(L以上)
宅配にて5月2回まで毎週企画
※店舗で取り扱うアスパラガスは、時期によって産地が異なります
※量目、企画回は変更になる場合があります
豊かな自然と温かな日差し、たっぷりの水と、生産者の想い。まっすぐな茎にぎゅっと詰まった「おいしさの秘密」を取材しました。
育て続けて10年以上、「長崎だからこそ」の味
土からまっすぐに伸びる鮮やかな緑。にょきにょきっと愛らしい姿を現すのは、「長崎のグリーンアスパラ」です。スーパーで年中売られているアスパラガスですが、長崎県産は春と夏の年2回が旬。産地の1つである長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)地区は、大村湾に面した自然豊かな地域。ハウスが立ち並ぶ山の斜面は日当たりが良く、昼夜の寒暖差が大きいため、太く大きく、甘みの強いアスパラガスが育ちます。特に「春アスパラ」は生産者が口を揃えて「一番おいしい!」と答えるほどの一品です。アスパラガス農家を支えるJAながさき県央の赤司哲也さんも「春アスパラはスジがなく根本までやわらかい。苦みは少なく、アスパラガス独特の甘みが感じられるのが特長です」と話します。
川口さんと奥様の洋子さん。畑ではどんどんアスパラガスの春芽が育ってきています
長崎県は島々から成り立つ独特の地形を生かし、さまざまな農産物を生産しています。その中の一つとしてアスパラガスの京都生協での取り扱いが2003年からスタートし、2010年に産直認定となりました。
アスパラガスは一度苗を植えると、ずっと同じ地下茎から芽が出てきます。私たちが食べているのは茎の部分。「同じ苗でずっと収穫し続けるため、1年後、3年後、10年後…と先のことを考えながら毎日の作業を行っています。そこが他の農産物との大きな違いですね」と、赤司さんは話します。
※親株の養分か゛地下茎に移動すること。親株か゛枯れて黄色く変色すると、養分転流完了の合図
手をかけ、目をかけ「誇り」を育てる
アスパラガスは1日で5~10cmくらい一気に伸びることもあり、だからこそ収穫には一苦労が。全て手 作業で、朝と夕方の2回に分けて行います。朝にはまだ小さかった芽が、夕方には収穫ギリギリの大きさまで成長している、なんてこともよくあるのだそう。
また、アスパラガスの育成で最も重要なのが水の管理。適切な水やりができていればぐんぐん伸び、やわらかくみずみずしいアスパラガスになります。 水具合を常に調整し、ハウス内の湿度を常に適度に保つのは生産者の腕の見せどころ。日照や天候によって刻一刻と変化する生育具合の確認や獣害対策など、収穫期は1日たりとも気が抜けません。
「大変なことがあっても、安全安心でおいしいものを届けたいという想いと、地元の特産物を生産しているという誇りを持って頑張っています」そう答えるのは、生産者の川口斌さん。20年以上アスパラガスの生産に関わる大ベテランです。
収穫期の短い春アスパラは、年間出荷量の3割程度。冬の間に蓄えた養分をたっぷり含み、日光を十分に浴びた鮮やかな緑色の姿は、味も濃くて栄養満点です。自然のエネルギーと生産者の愛情が詰まった自慢の旬のアスパラガスを、ぜひ一度お試しください。
(左)選果場の様子。春夏のトップシーズンは大忙し(右)箱詰めされた春アスパラ。色、大きさ、太さどれをとっても見事
夏アスパラの圃場。大きく育ったアスパラガスから、細い葉のようにみえる茎(擬葉)が生い茂り、光合成で養分を作ります
(左)アスパラガス農家 川口 斌(たけし)さん。「とれたてを食べられるのがつくる楽しみです」(右)JAながさき県央 営農部 営農指導員 赤司 哲也(あかしてつや)さん。「アスパラガスは栄養たっぷり!今年の出来も順調です」
生産者のおうちごはん
レンチンアスパラ
ラップに包んで柔らかくなるまで電子レンジで加熱するだけ(めやす:500W約2分)。
アスパラガスの甘みが一番感じられるお手軽調理法です。
アスパラベーコン
適度な長さに切って、ベーコンと炒めるだけ。ベーコンの塩気でアスパラガスの甘みがぐんと引き立ちます。