60周年

梅シラップ
商品ものがたり

京都生協コープ商品 梅シラップ京都生協コープ商品 梅シラップ

京都生協コープ商品梅シラップ 590g
●宅配にて6月2回・7月2回企画
※企画回、規格ともに変更になる場合があります
●店舗にて取り扱い

梅の豊かな香り広がる、昔ながらの手づくり風味梅の豊かな香り広がる、昔ながらの手づくり風味

じんわり蒸し暑い季節になると恋しくなる、まろやかで甘酸っぱくなつかしいあの味。京都生協コープ商品のロングセラー、「京都生協コープ商品梅シラップ」に込められたこだわりとおいしさの秘密を、産地の魅力とともにお伝えします。

手軽に楽しめる「手づくりの風味」

梅雨時に収穫期を迎える青梅。実に含まれる成分「クエン酸」には、エネルギー代謝を活発にし、疲労回復などの効果が期待できます。

梅の実を長く楽しむ方法として昔から受け継がれている、梅酒や梅干しづくりなどの「梅しごと」。目で、手で、香りで季節を感じられ、近年では若い人にも人気です。でも、梅を漬ける容器を消毒し、洗って乾かした梅のヘタを取って…となかなか手間入り。ハードルが高いと感じている方もいるのではないでしょうか。

京都生協では、旬の時期以外にも梅の風味を1年中手軽に楽しめる商品として「京都生協コープ商品梅シラップ」を取り扱っています。1982(昭和57)年に誕生し、開発から39年。昔ながらのまろやかで甘酸っぱい、素朴な味わいが魅力の一品です。

澄んだ琥珀色の梅シラップをなみなみと充填していきます

梅農家から教わった素朴な味

京都生協コープ商品梅シラップ」をつくるのは、江戸時代から梅の栽培を行っているといわれる和歌山県紀南地方にある、プラム食品株式会社。昭和44年の創業以来、梅飲料や梅果実加工品の製造販売を行ってきた、いわば「梅加工のスペシャリスト」です。

その昔、梅の加工品といえば梅漬けと梅干しが中心でした。昭和40年代に入ったある日、プラム食品の前身の創業者が梅干しを買うために梅農家の元を訪れたところ、差し出された飲み物がとてもおいしかったのだそう。「これは何ですか?」と尋ねると、「梅に砂糖を加えて作ったシロップを水で薄めたものです」との答えが返ってきました。あまりのおいしさから、これを工業生産するための会社を創り、梅シラップの製造がスタートしました。

一方、当時の世間では合成着色された飲料や糖度の高い飲料が多く、健康への影響が心配されていました。組合員からは「無着色で甘さを抑えた、より安心できる飲料を」との願いが寄せられ、その声に応える形で京都生協とプラム食品が手を組み、オリジナルの梅シラップが誕生しました。

良質の梅と職人技で仕込む、
今も昔も変わらぬおいしさ

京都生協コープ商品梅シラップ」の最大の特長は、なんといっても原料に和歌山県産の梅を100%使用しているということ。その中でも現在、主に使用されているのは南高梅という品種です。「他の品種に比べて種が小さく果肉が多く、風味もソフト。最高品種を使用していると考えています」と話すのは、プラム食品の坂本さん。梅は品種だけではなく、そのフレッシュさもおいしい製品を作るのに欠かせないポイントの1つです。「京都生協コープ商品梅シラップ」の製造工場があるのは、目の前に富田川が流れる自然の中。梅の産地に囲まれているため、鮮度の良い青梅を仕入れることができるのです。入荷した梅をその日に漬け込み、フレッシュな果実から約1カ月かけて果汁を抽出。風味豊かな梅果汁は殺菌した後、半年以上低温貯蔵タンクで熟成させます。そこに1年間追加熟成させてまろやかになった果汁をブレンドし、芳醇な味わいをプラスしています。

蒸し暑い季節には、冷たい水や炭酸で割ってスッキリいただく他にも、ゼリーにしたり、かき氷にかけるのもおすすめです。今年の夏はぜひ、梅シラップで元気にお過ごしください。

工程の画像工程の画像

プラム食品株式会社
営業部営業一課

坂本和之(さかもとかずゆき)さん
「これからも日本一の生産量を誇る 和歌山県産梅を原料に用い、伝統ある製法で確かな品質を守っていきます!」

プラム食品の従業員の皆さん

JA紀南加工部営業課
福田一成(ふくだかずなり)さん

年中使える
梅シラップレシピ

バナナヨーグルトアイス

【材料】
梅シラップ…100ml
プレーンヨーグルト…100ml
バナナ…160g~ 180g(2本程度)


すりつぶしたバナナに、梅シラップとヨーグルトを混ぜて冷凍庫で3~4時間凍らせて完成!

ホット紅茶梅シラップ

ホット紅茶のカップに1/4程度の梅シラップを加えるだけ。梅の酸味でレモンティーのような味わいに。


そのほかにも、鶏や豚の煮物に加えるとさっぱりとした味わいになるなど、料理にも使える万能選手です◎