有機珈琲
商品ものがたり
有機珈琲
アソートセットドリップコーヒー
300g(10g×30袋)
●宅配にて5月2回取り扱い
外出控えや在宅勤務などのリフレッシュタイムに、コーヒーを。今、コーヒーの需要が急増中。その味と香りは、地球の未来とつながっています。
創業70年、小川珈琲の使命
世界の課題である地球温暖化は、コーヒーにとっても無縁ではありません。気温の上昇により、栽培に適した環境が減少すると言われているからです。
創業70年。「本物」のコーヒーを追求し続けてきた小川珈琲は、2018年に「小川珈琲SDGs宣言」を表明。コーヒーを通して、環境保護にとどまらず、貧困、不平等など、さまざまな分野の課題の解決を目指した取り組みを行っています。
コーヒーは、自然環境のもとで育ち、人の力で栽培されている農産物。調達先は、約20カ国、約500農園にのぼります。現地の環境と、関わる人たちの生活を守ることは、おいしいコーヒーにつながっています」(小川珈琲生産部製造課・藤原宗廣さん)。
小川珈琲はコーヒー生産地の女性たちの健康促進などを目的に活動する団体を支援しています
写真は収穫後のコーヒーチェリーから未成熟豆や過熟豆、異物などを取り除いているところ
時代に先がけて有機珈琲を
京都生協と小川珈琲のつきあいが始まったのは1982年のこと。京都生協オリジナルのレギュラーコーヒーが組合員の好評を博しました。京都生協との関係を通じて小川珈琲では、有機栽培に注目。社会の関心は低く、エシカル消費という言葉も知られていなかった時代です。1990年代後半、京都生協と一緒に開発した有機栽培のコーヒーが誕生しました。当然ですが、コーヒー豆そのものの品質も重要。「基本はおいしいコーヒーを探し続けることです。おいしいコーヒーには有機栽培が必要というより、自然豊かな栽培環境が必要なんです」(藤原さん)。
幾多の問題を乗り越え、2002年には「小川珈琲店有機栽培ブレンド」を発売。「小川珈琲の象徴である『小川珈琲店』シリーズでの発売は、全社を挙げて推進するという決意の表れでした」と小川珈琲第2営業部・粟飯原智章さん。「有機珈琲」シリーズは、現在、有機JASマークのレギュラーコーヒーとして国内スーパーマーケット市場の約8割を占めるほどに成長しました。
この40年間の軌跡をたどると、小川珈琲の「SDGs宣言」は、京都生協との取り組みが時を経て熟成したものと言っても過言ではないでしょう。藤原さんは、「大切なことを京都生協に教わりました」と笑顔で話します。
徹底した品質管理と焙煎技術
京都市右京区にある小川珈琲は、焙煎工場を併設。輸入したコーヒーの生豆を焙煎しブレンドする最重要施設です。「まずは農園と時間をかけてコミュニケーションを重ねます。品質の良いコーヒーをつくり続けてもらうためで、お互いの想いを一致させるのに数年かけることもあります。そうして大切に育てられ、日本に届いた生豆は職人の技術によって、おいしいコーヒーに磨き上げられます」(粟飯原さん)。
味覚テスト、異物除去をおこなった後、複数種類の生豆をそれぞれ最適な温度で焙煎。豆の個性を最大限に活かすため、どのような焙煎レシピをつくるのかが小川珈琲の腕の見せ所です。焙煎度合いは「味」と「色」を専門スタッフが確認。焙煎豆を各商品のレシピに合わせブレンド(アフターミックス)、ミルで粉砕し袋に充填してお馴染みのコーヒーが完成。「焙煎で各生豆の特徴を引き出してからブレンドすることで、手間はかかりますが味に奥行きが出て深みが増します」(藤原さん)。
今回ご紹介する「有機珈琲アソートセット(ドリップコーヒー30杯分)」は調和のとれたまろやかな味わいの「有機珈琲オリジナルブレンド」と香り高く爽やかな味わいの「有機珈琲フェアトレードモカブレンド」の2種類の組み合わせ。1杯分ずつ個包装したドリップタイプです。1杯あたりコーヒー粉をたっぷり10g使用しています。このおいしさは、希望の証。世界に思いを馳せる一杯を味わってみませんか?
生豆本来の個性を最大限に活かすため、種類ごとにレシピを変えて焙煎し、複雑で厚みのある味わいを実現
もっとおいしく楽しむ方法
カップにセット後、粉の表面が平らになるように、カップを軽く横に振る。 | |
少しだけお湯を注ぎ、約20秒待つ。この間おいしい成分を引き出します。 | |
お湯の量はいつも一定に。2~3回に分けて注ぐ。出来上がりの目安は約130~140ml。 |
季節を楽しむ
四季彩レシピ
コーヒープリン
調理時間 約20分
【材料】(7cmのプリン型5 個分)
卵 2個、卵黄 1個、牛乳 200ml、生クリーム 50ml、砂糖 100g、レギュラーコーヒー(粉) 20g
【下準備】オーブンは150℃に予熱する
【作り方】
1. 小鍋に砂糖50gと水大さじ1を入れて火にかけ、混ぜずに加熱する。色づき始めたら鍋を揺すり、全体がカラメル色になったら火を止め、熱湯大さじ1を加えて色止めをする(跳ねることがあるので 注意する)。プリンカップに注ぐ。
2. レギュラーコーヒーを熱湯100mlでドリップし、約60mlのコーヒーを作る。
3. 小鍋に牛乳、生クリームを入れて火にかけ、ふつふつとしてきたら、火からおろす。
4. ボウルに卵、卵黄、砂糖50gをすり混ぜ、2、3を少しずつ加えてその都度混ぜる。
5. 4をこし器でこして1に注ぎ、アルミ箔で蓋をする。バットに並べ、約50℃のお湯を高さ約1㎝まで注ぎ入れる。オーブンで約45分湯せん焼きにする。
6. 粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。