60周年記念商品
商品ものがたり
京都生協は2024年11月で創立60周年を迎えます。60年間の感謝、そして今までとこれからの京都生協の想いを伝えるため、60周年記念商品を開発しました。今回はその中でも特におすすめしたい商品をピックアップ。開発に携わった京都生協バイヤーの井口、北尾に話を聞きました。
支えてくれたすべての人へ
想いを伝えるストーリーを描く
「60年間支えてくれた組合員さんや生産者さんに伝わる感謝のかたちを考えたとき、やはり“ストーリー”が必要だと。京都生協が60年の間に果たしてきた役割や到達を踏まえて、今後につながる商品にしたいと考えました」と語るのは、京都生協バイヤーの井口。京都生協では60周年商品開発にあたって、3つの条件を設けました。1つ目は、組合員に長らく愛されてきた商品を使うこと。2つ目は、地域生協としてお付き合いを大切にしたい地元企業と協同すること。3つ目は新たなチャレンジとして、組合員から京都生協の役割として期待されている「フードロスへの貢献(アップサイクル)」へ取り組むこと。この3つのうちいずれかを満たすことで「京都生協が大切にしたいこと」を伝えられるものになると考え、これを商品開発の軸としました。
開発に関わった生産者・メーカーは、すべて京都生協や生産者と長年のお付き合いのある企業ばかり。とはいえ、ゼロからの商品開発は試行錯誤の連続。時には本音でぶつかり、お互いが納得できるまで何度も話し合い、試作、試食を繰り返しました。「自分たちが満足するためではなく、組合員さんにとって本当に価値のある商品をお届けしたい。メーカーさんには随分とわがままを言いましたが、これまで京都生協がお取引の中で培ってきた関係性があったからこそ、実現できた商品ばかりです」と、井口は話します。
商品に込められたストーリーと、京都生協の想いを感じながら、ぜひ一度ご賞味ください。
せいきょう牛乳せんべいには、おなじみのせいきょう牛乳とごま油を搾った後のごま粕を使用。鳥取県の佐川製菓で製造しています
せいきょう牛乳せんべい
ほんのりごま風味
産直商品第1号としておなじみのせいきょう牛乳を使用した「せいきょう牛乳せんべい」。「記念商品開発にあたって、せいきょう牛乳は絶対に使いたかった」と井口。サクッとかるく、炭酸せんべいを想像させる食感の後、濃厚なミルクの甘みが口の中に広がり、最後にほんのりとごまが香ります。甘さと香ばしさの絶妙なバランスで、試食した組合員とそのお子さんたちからも太鼓判! 最大のこだわりは、せいきょう牛乳をしっかりと感じられる「ミルク感」。メーカーと材料配合の調整を重ね、試作を繰り返すこと5回。せいきょう牛乳のコクのあるおいしさと存在感が際立つ味わいが完成しました。
さくらカステラ
ごま風味
産直さくら卵を使用し、京都・伏見のカステラメーカー「三源庵(さんげんあん)」が製造。ごまの香り、味わいが強く感じられ、かつカステラの魅力である“しっとりした甘さ”を残すことにこだわりました。「ごま粕の配合量を上げると生地がパサついてしまうのが難関でした。搾る前のごまを使えば簡単においしく仕上がるのですが、それでは意味がない。私たちの想いを伝えられて、かつおいしいものでなければ」と井口。粉末状と粒状のごま粕のブレンド量を調整することで、くちどけはしっとりと甘く、ごまの風味が口いっぱいに広がるカステラが誕生しました。
抹茶香る生八ッ橋
京都生協抹茶使用
抹茶を生地に練り込み、表面にもまぶしたぜいたくな一品。地元八ッ橋メーカーの白心堂との試作では、井口が「もっと抹茶の味わいを強く!」と何度も調整をお願いしたのだとか。ここまでふんだんに抹茶を使って、この価格に抑えられているのは抹茶だからこそ。抹茶好きにはたまらない、リッチな大人の味わいです。
京都産たまねぎを使った
ウスターソース
製造するのは、大正時代創業の京都の老舗メーカーであるオジカソース。京都産のたまねぎをたっぷり使用し、まろやかでフルーティーな甘みと堀川ごぼうと隠し味の西京みそがつくり出す奥深い味わいに、「ウスターソースのイメージをくつがえされた!」と驚く人も。さらに、オジカソースで製造している黒豆ドレッシングの製造工程で出る黒豆の残さを使用。フードロスにも貢献しています。
紙包み みつせ鶏チキンカツで作ったカツ煮
紙包み みつせ鶏チキンカツで作ったみぞれ煮
組合員から熱い支持を受け続ける「産直みつせ鶏」。電子レンジで調理でき、そのまま食卓へ出せる手軽さから「いつの間にか根強く支持されてい た」と北尾が語る、京都の組合員に人気の「紙包みシリーズ」がコラボ!カツ煮はやわらかなささみのジューシー感がポイント。ちょうど半熟に仕上がるように調整された卵も絶妙です。みぞれ煮は大根おろしであっさりと仕上げた一品です。
京都一乗寺
中華そば専門 珍遊
全国でも有数のラーメン激戦区、京都・一乗寺に本店を構える「珍遊」。「見た目こってり、後味さっぱり」な珍遊ラーメンを再現した冷凍商品が、京都生協の宅配限定で誕生!「再現性はかなり高い。麺のコシの強さなど、冷凍商品ならではのおいしさも際立っています」と北尾。自慢のスープがしっかりからんだ麺を、ぜひお楽しみください。
- 餃子の皮(大判) 6枚
- ベーコンブロック 50g
- 玉ねぎ 1/4個
- ミニトマト 2個
- 塩 少々
- A 溶き卵 1個分、牛乳・粉チーズ 各大さじ1、塩・こしょう 各少々
- パセリのみじん切り 適量
想いをつなぐミニ・キッシュ
調理時間:約20分
1個分:カロリー 76kcal 塩分 0.6g
(6個分)
- 1. ベーコンは小さめの角切り、玉ねぎはみじん切りにする。ミニトマトは3等分に切る。
- 2. 耐熱ボウルに玉ねぎを入れて塩をふり、ふんわりとラップをかけて電子レンジ( 600W)で約2 分加熱し、粗熱を取る。
- 3. 2にベーコン、Aを入れ、よく混ぜ合わせる。
- 4. 天板にアルミカップを並べて餃子の皮を1枚ずつ敷く。3を等分に入れ、ミニトマトをのせる。
- 5. トースターで約8分焼き、パセリを散らす。