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• 北ブロック
• 2019年11月02日

• 主催：北ブロック
• 開催日：2019年10月10日（木）10時～12時
• 開催場所：コープイン京都

北ブロックの「総代のつどい」では、マスコミや報道で耳にすることが多くなったプラスチックゴミについて学習を行いました。

　

まず始めに洞井地域理事から、

「プラスチック製のゴミについて学ぶ方法として専門家から学ぶ方法もあるけれど、YouTubeや子ども向けの絵本など誰もが視聴でき、入手できる学習ツールがいろいろあります。今日はそういったツールをご紹介し、そして参加者であるみなさんからも教わりながら学習を進めていきたいと思います」とお話があり、「海洋プラスチックごみ」についての動画を2本視聴しました。

　

鼻にストローがささってしまったウミガメや、餌と間違えて食べたため、プラスチックの買物袋の破片やごみなどが胃にたまって排出できなくなり、餓死してしまった海鳥達の痛ましい姿が紹介され、思わず参加者から声が漏れました。

　

視聴後、全員で交流を行いました。
生活の中で道ばたや河原などで目にするプラスチックのごみについて日頃思うことや、身近な自然の動物が動画のように知らず被害を受けているかもしれないといった感想が上がりました。

街のプラスチックごみが河川から海洋に流れていき、動画のような問題になるさまについては、子ども向け絵本「もったいないばあさん　かわをゆく」（真珠まりこ著：講談社）を教材に、塩見地域理事に読み聞かせをしてもらいました。

「もったいないばあさん　かわをゆく」
川の源流で生まれた一粒の"川のあかちゃん"が、さまざまな環境汚染に遭遇するストーリーを、暖かい色調とやさしいタッチのイラストで紹介されています。

絵本の結末はひみつですが、わたしたち個人では解決できない大きな問題にも、みんなで呼びかけあって協同し、ともに活動してより良い方向に変えていきたいですねとしめくくって、前半は終了しました。

　

後半は京都市環境政策局中京エコまちステーションの大志万（おおしま）さんから、世界や日本のプラスチックごみ問題の現状を皮切りに、わたしたちの生活圏である京都市のごみの状況や、鴨川の清掃でみつかるごみにどんなものがあるか、そして一般家庭から収集される資源ごみが京都市横大路学園（資源化施設）で分別作業される様子を教えてもらいました。

京都市の「資源ごみ」のくくりは容器包装リサイクル法に基づく分け方のルールなので、プラスチック製の製品でも、"容器"や"包装"でないものは「資源ごみ」としてリサイクルのルートにのれないなどといった点には、参加者から「どうして？」「そうだったの？！」と声があがり、その後の質疑応答でも熱心に質問がされていました。

　

最後に、参加者全員で「わたしたちにできること」というテーマで、さかな型の用紙に感想を書き、みんなで、よりよい未来の環境に向けて泳ぐさかなの群れを完成させました。

今では当たり前となりつつある買物袋有料化の取組みも、20年以上前の組合員が感じた環境への思いから、京都生協ではレジポリ袋の有料化が始まり、現在につづく大きな活動の流れとなっています。

わたしたちの子どもや孫の世代に、深刻な状況になりつつあるプラスチックごみ問題を押しつけることにならないように、わたしたちもできることからみんなに呼びかけて動いていきたいですねとしめくくり、終了しました。

　

【参加者の感想から】

＊難しい話ではなく、身近な話だったので、わかりやすくて良かったです。私が思っていたよりずっとプラスチック問題が深刻だと知りショックでした。

＊沢山の意見を聞け、またいままで自分が勘違いしていた部分もあり勉強になりましたし、意見がすごく今日一番楽しかったです。

＊本日は日々の生活の中でのプラスチック商品のゆくえを考えさせられました。同じものでも出るところによってごみの出し方が違うと教えて頂きました。使用している私達がプラごみの分別と消滅を考えなくてはと思いました。

＊海洋プラスチックを食べた魚の映像はとてもショックでした。一人一人がきっちりとごみ箱に捨てるマイバックやマイボトルを持参することを心がけるなど、自分ができる事をきちんとして行きたいと思いました。プラごみだけでなく燃やすごみを減らす工夫などを知りたいです。