平和への想いをつないでいくために 私たちの戦争・被曝体験談平和への想いをつないでいくために 私たちの戦争・被曝体験談

戦中・戦後を生き抜いた女性たち古塚さやかさん

  • 伝聞
  • 暮らし

 先日、私も住む地域(伏見深草)の90歳のご婦人方が集まってお話しされているところにお邪魔させていただきました。戦時中・戦後を生き抜かれてきた女性ばかりでした。地域の今昔や戦争についてたくさんお話を聞かせてもらいました。陸軍基地がたくさんあり常に軍兵さんがおられたこと、軍兵さんを優先に道を空けること、学校で竹やりの練習をしたこと、疎開のことなどなど、当時の状況が鮮明にわかるように教えてくれました。いやな傷ついた思い出としてではなく、遠い思い出として明るく笑いながら。戦時中の日常生活を。 空襲警報、防空壕、恐怖で眠れない日々…今日、あってはならないことが日常だった日々を教えてもらい、改めて平和な日々を過ごせていること、生きていることに感謝しています。他国ではあってはならない日常が起こっていて本当に心が痛みます。もっと、身近にいる戦時を生き抜かれた方々の生の声を聴ける機会が全世代に広がればいいなと思います。