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点検レポート

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産直産地の点検 さくら卵・さくらこめたまご ㈲みずほファーム

  • 2019年12月11日
  • 産地点検

点検日 2019年6月14日

産直さくら卵・さくらこめたまごでお世話になっています。

みずほファームは京都府京丹波町にあり、京都縦貫道の「京丹波みずほインターチェンジ」のすぐそばにあります。京都生協が指定した貴重な国産鶏種の「さくら」から生まれた「さくら卵」「さくらこめたまご」を生産されています。

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2019年4月にGPセンターを新築されています。
※GPセンターとは卵を洗って表面を殺菌、不良卵の選別とサイズ選別、パックをする所です。

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まず農場を点検しました。鶏舎のまわりはきれいか、施設に壊れたところはないか確認しました。

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社長の桑山さんより「鶏は暑さに弱いので、鶏舎に設置されている大きな扇風機や水の気化熱を利用して鶏の温度を下げています。」と伺いました。

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鶏舎で産まれた卵が、GPセンターまでどのように運ばれているか確認しました。

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次にGPセンターを点検しました。まず卵を受け入れる場所へ入る手順を確認しました。作業服に着替えた後、靴をはきかえ、粘着ローラーで服についた異物をとり、手洗い、手指消毒をします。

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卵の洗浄・殺菌・割れた卵の除去が行われているところを確認しました。

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殺菌には水と一緒に次亜塩素酸が使われていますが、使う水を炭酸水にすることで殺菌効果がより高くなっていると説明がありました。
※次亜塩素酸は、プールの水の殺菌でも使われるものです。

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次にサイズ別に分けて、パックする場所へ移動しました。一旦手洗い場に戻り、手指消毒をして、エアシャワーを通って入ります。

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パックされる前に、ラベルが正しく投入されるか、その仕組みを確認しました。ラベルがパックの中に入っているか、人と機械が確認します。

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事務所で記録や書類を見せていただきました。「さくらこめ卵」を産む鶏のえさに米が入っていること。ほかにも飼育の記録など確認しました。説明もいただき、わからないことはその場で質問しています。

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続いて、パック卵の製造記録など確認しました。

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鶏糞はとなりの会社に出して肥料にされています。この肥料も使って育てた米が、さくらこめ卵を産む鶏のえさになっており、循環型農業に取り組んでおられます。



【点検者の所見】
今回の点検は、新しいGPセンターになって2ヶ月というタイミングでした。お仕事の内容が同じでも、機械の配置が変わったりするので、慣れるまで大変である一方、新しい設備でよりよい卵を生産しようという意気込みが感じられました。

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