点検レポート
産直産地の点検 虹っ子米ふっくりんこ JAたきかわ・芦別市きらきらぼし生産組合
- 2020年02月11日
- 産地点検
点検日 2019年10月24日
「産直虹っ子米 ふっくりんこ」でお世話になっています。栽培されている芦別市は、北海道のほぼ中央に位置する中山間地帯で、面積の90%近くが森林です。「星の降る里あしべつ」と言われるほどの美しい自然環境の中、芦別市きらきらぼし生産組合の生産者の皆さんが丹精込めて栽培されています。収穫されたお米はJAたきかわから出荷されています。
「産直虹っ子米」について
京都生協と芦別市のつながりは、1975年にじゃがいも、玉ねぎの取り引きに始まり、1982年からお米も出荷いただいています。組合員に広く芦別のお米を知ってもらいたいとネーミングを募集し、ついた名前が「虹っ子米」でした。以来、キタヒカリ→ゆきひかり→きらら397→ななつぼし、そして現在の「ふっくりんこ」と品種を変えてきました。
その時々で北海道で栽培されているもっともよいお米を、京都生協へ届けたいという生産者の思いがこもったお米です。
お米の調整施設を点検しました。
資料や記録などから、生産者やたんぼの情報、栽培計画や栽培記録、品質管理のための基準や手順などを確認しました。
農薬の使用成分回数は北海道慣行基準の59%以下で栽培されています。こちらについても現場や資料・記録などで、安全に生産されていることを確認しました。
倉庫で保管中のお米を確認しました。温度・湿度を管理した倉庫で、整理・整頓・清掃も行き届いていました。
芦別市きらきらぼし生産組合はJGAP※認証をめざして、取り組みを進めておられます。また産直産地として長きにわたるお付き合いの中、産地点検での指摘に対して真摯に向き合い、改善を重ねていただいています。
※JGAP=食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証。農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法の一つ。
また学習水田があり、地元の小学生を受け入れて、田植え・田んぼ生き物調査・稲刈りなど、学習の場を提供されています。
【点検者の所見】
地域の人々と交流し、農業に対する理解も得ながら、生産されていることがわかりました。
バックナンバー