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食育企画 「朝ごはんは大切講座」
- 2019年05月13日
- とりくみ・活動
食育企画~「朝ごはんは大切講座」
~朝食を毎日食べるとどんないいことがあるの?と具だくさん味噌汁作り~
開催日:2019年4月25日(木)午後10:00~12:00
開催場所:京の食文化ミュージアムあじわい館3階
参加者:21人
新生活のスタートがスタートする4月、朝ごはんの大切さを学んだ後、ちょっとした工夫で簡単にいろいろ栄養がとれる具だくさんの味噌汁を作りました。
■第1部 講演「朝ごはんを毎日食べるといいことあるよ」
講師:京都府栄養士会 管理栄養士 民野摂子様
「みなさんは、いつも朝ごはんを召し上がられていますか?」
講師のこの質問で、講演はスタート。
まずは朝ごはんを毎日食べる人とそうでない人には、その影響がどのように表れるのかの話があり、次に『食事バランスガイド』をもとに、『主食』『主菜』『副菜』について話を聞きました。
出典:農林水産省Webサイト(http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/)
『食事バランスガイド』では"何g"という日常生活でイメージしにくい単位ではありません※。
「野菜サラダ」や「ほうれん草のお浸し」1皿は"1つ"、「焼き魚」1皿は"2つ"という数え方で、毎日の食卓のイメージでバランスよく食べるための目安になります。
話を聞きながら、頭の中で前日の一日の食事内容を数えた参加者も多かったのではないでしょうか?
※注:主食では主材料に由来する炭水化物が40g、副菜では主材料の重量が約70gなど、目安になる量が決められていますが、実際に利用する際は、具体的な料理のイラストや早見表を参考にしながら、イメージしやすいように構成されています。
このうち、多くの人が足りないと考えているのが副菜(=野菜、きのこ、海藻類など)です。そこで、野菜を摂るとどのような成分が摂れるかということを学びました。
さらに"噛む"ことの大切さ、同じものばかりを食べるよりもバランスのよい食生活が大切であるということを○×クイズなどで学びながら、あっという間の講演でした。
■第2部 具だくさんの味噌汁を作ろう フンドーキン醤油株式会社
講演の後は、いよいよ具だくさんの味噌汁を作ります。
第1部で聞いた一日に必要な野菜350gの1/3にあたる120g(1人)はというと......
このくらいです。(写真は4人分:玉ねぎ、大根、人参、南瓜、小松菜、絹さや)
さらに、フンドーキン醤油㈱には、いろいろな味噌を用意いただきました。
京都で一般的に使われているのは米味噌ですが、今回は麦味噌や調合味噌もラインナップ♪
せっかくなのでさらにコープだしパックでだしを取ったものと、コープだし入りみそだけ(別途だしは加えず)で作ってみることにしました。
味噌も正確に計量し、みんなで具だくさんの味噌汁を手際よく作っていきます。
あっという間に、具だくさん味噌汁の完成です!
自分の作った味噌汁と他のテーブルからおすそ分けしてもらった味噌違いの味噌汁3種類で、計4種類を食べ比べしました。
また、本社が大分県のフンドーキン醤油㈱の職員に地元でよくされている、かぼす果汁やゆず胡椒を少し加えるアレンジを教えてもらいました。
さらに、ドレッシングの製造者でもあるフンドーキン醤油㈱には、自社のドレッシングを複数持ってきてもらったので、味噌汁用とは別に用意した野菜に、好きなドレッシングをかけて試食を楽しんでもらいました。もし、味噌汁で野菜120gは多いと思っても、このようにサラダ1皿加えるだけで朝から野菜を摂れますね♪
≪参加者の感想≫
第1部 講演をきいて・・・
*気をつけて食事をしているつもりだったが、主菜が多いことに気付かされた。これを機会に気をつけて行こうと思う。
*知識として知っているつもりでも、実践できていないことが多いと気づけました。
*学業に関係しているのは知っていましたが、やはりしっかり作って子どもに食べさせないと、と思いました。
第2部 味噌汁を作ってみて・・・
*野菜を多く使用すると野菜の旨味がブレンドされて相乗効果がある。具だくさんの味噌汁は副菜1品になるので朝食にはいいと思う。
*具の量が多くてびっくりしましたが、これくらいを朝に食べてしまうと、昼、夜が楽だなあと思いました。
*350g!という量に、私には無理だろうと思っていたのですが、実際に量を見させていただき、この位ならできるかも?と思うことができました
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