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食育企画「お出し(おだし)講座」~昆布とかつお節を知って、お出し上手になろう~
- 2019年06月11日
- とりくみ・活動
開催日:2019年6月4日(火)午前10:00~12:00
開催場所:コープ御所南ビル4階
参加者:24人
京都は「おだし」文化圏ですが、きちんと取るのは大変・・・と思っていらっしゃる方も少なくないはず。
日常生活で気軽に「おだし」を楽しむきっかけになればと、今回は昆布や鰹節のメーカーさんを講師に招き、昆布や鰹節のお話やお出しの味比べ、そして簡単な出し方などを学びました。
■「昆布のお話」講師:ヤマトタカハシ株式会社
日高昆布、利尻昆布、羅臼昆布、真昆布・・・昆布といっても、産地や種類はさまざま。それぞれの特徴について教えてもらいました。
同じ北海道でとれる昆布でも海域によって大きさや厚み、細さが違い、ダシの味や向いている料理、用途も違います。
また、北海道の松前から北前船で日本海側をとおり、各地へ流通したことで生まれたという日本各地の昆布の食文化も知ることができました。
そして、産地ごとに味の違いを試飲。真昆布は通常のだしと前日から水にいれてから通常のだしのとり方をした2パターンで試しました。
■「鰹節のお話」講師:マルトモ株式会社
鰹節といっても、こんにち日常ではパックに入った商品を見るのがほとんどではないでしょうか。
まず始めに、映像で"かつお"から鰹節になるまでの製造工程を学びました。
ちなみに、生食では脂ののった方が好まれますが、鰹節には脂分が無いかつおの方が向いているとのことです。
また鰹節には、かび付けする"枯節"と"荒節"があります。
製造工程や手間がちがうためお値段も違いますが、味の面では好みが分かれるので、自分の好みや料理によって使い分ければいいと教えてもらいました。
この日は鰹節専用の削り器具で、削り節体験をしてみました。
また試飲用に一番だしを取ろうと、水にたいして3%のかつお節を入れる時、参加者が思っていたよりもかつお節の量が多かったためか、「こんなに?!」と驚きの声があがりました。
いろいろな試飲や体験で盛りだくさんの学習会となりましたが、多くの方からは今日学んだことを活かして毎日の食生活に昆布や鰹節のお出しをうまくとりいれてみたいと感想が寄せられました。
≪参加者の感想≫
*昆布だしの飲み比べをしたことが無かったので体験できてよかったです。だしにあう昆布、料理にあう昆布があると知りました。
*(鰹節では)荒節、枯節の違いがある事を知らなかったので、聞けて良かったです。
*離乳食が始まるのでおいしいだしの味を子どもに味わせてあげようと思う。
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