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食育企画「調味料の基礎講座 みりんと料理酒を知ろう」開催しました

  • 2019年11月04日
  • とりくみ・活動

2019年10月4日(金)午前10:00~12:00に、文化パルク城陽で「調味料の基礎講座 みりんと料理酒を知ろう」を開催しました。

お店の売り場には、みりんやみりん風調味料、日本酒や料理酒など、いろんな調味料がありますが、その違いをご存知ですか?

今回は「タカラ本みりん」の宝酒造の方を講師に、みりんや料理酒について、上手な活用法、料理をおいしくする工夫などの話を聞きました。 みりん1.JPG

<料理酒について>
普段よく使用する "清酒" や "料理用清酒" は「酒類」として酒税対象であること。
海水ほどの濃さで食塩を加えている "加塩料理酒" は、しょっぱくて飲むことができないので「食品」の扱いになること。
塩分摂取について気にしている方は、"加塩料理酒" には食塩が入っていることを教えていただきました。

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<料理酒の様々な調理効果について>
味の浸透圧を良くする清酒は調味料の投入順 「さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(醬油)・そ(味噌)」 よりも先に入れておくことが大事です。
一般的な煮魚のレシピは、調味液を煮立たせてから青魚を入れるとありますが、メーカーとしては、調味液に青魚を入れてから火にかける方がおススメとお伝えいただきました。

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<みりんについて>
みりんは3つの種類に分けられます。
「酒類」として扱われる "みりん" と、「食品」として扱われる "みりんタイプ(加塩)" "みりん風調味料(アルコール1%以下)" が市場に出回っています。
"みりん" と"みりん風調味料" は、原材料や製法が違うこと、 "みりん"にはアルコールが含まれているので、清酒と同じ調理効果の他に、てり・つやをだし、煮崩れを防ぎ、砂糖では出せない上品な甘みを加得ることが可能であることを教えていただきました。

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料理酒やみりんの試飲、みりんを使った高野豆腐の仕上がりの違いなどを実際に試食したり、料理酒、みりんを使っていつもの料理をワンランクアップできる方法もレクチャーいただきました。

 

<参加者の感想>

【みりん について】
・味や香りの飲み比べはしたことがないので、今日体験して違いがよくわかった。本みりんの使い方で知らない料理があったのでやってみたいと思った。
・みりんとみりん風調味料の違いもよく分かった。いままで知らなかったことがたくさんあり、新しい使い道も分かったので活用していきたい。

 

【料理酒について】
・料理清酒があるのをはじめて知った。いつもは清酒を使用している。次回料理清酒を一度買ってみようと思う、魚の煮つけは調味液に魚を入れてから火にかけるということは勉強になりました。
・塩分の有無に違いがあることを知らなかった。

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