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秋のまなびば 『核兵器のない世界をめざして』を開催しました
- 2019年11月07日
- とりくみ・活動
10月23日(水) 交流プラザふくちやまで、日本生活協同組合連合会の福島 加南子さんによる、平和の学習会を行いました。
「質問です。原爆の投下日をお答えください。」
(正解は1945年8月6日広島、9日長崎)
「2015年この質問を20代以上の男女1000人余りに行ったところ、およそ10人中3人の割合の人が広島・長崎の原爆投下日を正しく答えることができました。あなたはこれを多いと思いますか、それとも少ないと思いますか。」
(2015年NHKによるアンケート調査より)
冒頭の問いかけから、平和学習会がスタートしました。
1945年末時点で広島・長崎に投下された原爆により両県あわせて20万人以上の死者を出したと言われています。投下2カ月後には救護所は閉鎖され、残された人々は病と貧困に苦しむこととなります。
近年は核兵器の技術が進歩し、命中率の向上や小型化の傾向があります。
今もし、核兵器が投下された場合をシミュレーションした研究結果によると、放射能汚染により救護は不可能であること、また、その経済的被害はその地域だけでなく世界的な規模で影響することが指摘されています。
1970年3月に核兵器保有国が増えることや、核兵器が世界に広がることを防ぐ目的で「核兵器不拡散条約(NPT)」が発効しました。現在191カ国が加盟しています。学習会の最後に2020年4月~5月にかけて開催が予定されているNPT再検討会議に併せた現地行動に参加する組合員代表2人より、代表派遣に向けての決意を述べました。
一人ひとりの力は微力でも、集まれば大きな力となります。被爆者体験を継承し伝え続けていくこと、署名や活動に参加することなどできることはたくさんあります。
身近な取り組みの一歩ずつを積み重ね 平和な世界を作りつづけていきましょう。
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