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工場点検 京都生協コープ商品 ソフトパン粉 フライスター㈱

  • 2020年12月16日
  • 商品

点検日 2020年7月14日

京都生協コープ商品「ソフトパン粉」でお世話になっているフライスター㈱滋賀工場は、信楽焼や甲賀忍者などで有名な滋賀県甲賀市にあります。

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京都生協コープ商品「ソフトパン粉」は、京都府内産の小麦粉を使った商品として1989年に開発されました。小麦粉の内、京都府内産小麦粉を20%使用しています。
一度パンを焼いてから粉にしていますので、香ばしいパンの風味が生きています。

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工場内を点検しました。現場で作業されている方と同じ手順で入場しました。
専用の服に着替え、マスクの着用をし、吸引式の毛髪塵埃除去機・エアシャワー・シューズクリーナーをかけます。次に、手洗い・乾燥をし、製造現場への入室はアルコールを噴霧しなければドアが開かない仕組みです。入場のマニュアルと持ち込み禁止物品が掲示されていました。

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原材料の保管場所を確認しました。

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製造現場を点検しました。まずパンを作ります。原材料を混ぜ、こねあげて、生地を作ります。

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この後、発酵させて型に入れ、焼き上げます。



パンが焼きあがり、出てきたところです。このまま食べてもおいしそうでしたので、普通のパンと違うところを質問したところ、「見た目は普段食べるパンと同じく、焼きたては柔らかく香ばしいパンに仕上がっています。ただしパン粉の材料として作っていますので、普通の食パンと比べると、油脂分や糖分が少なく、あっさりとした食味になっています。」と説明がありました。

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この後、真空冷却器で冷却後、温度管理された保管室で冷却されます。

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工場の方より、「冷却した後は、加熱殺菌する工程がないので、一層の注意を払って作業をしています。」と伺いました。


冷却が終わったら、翌日にいよいよパンを砕きます。
粉砕した後、乾燥機へ送ります。

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乾燥機から出たパン粉は、包装機へ送られます。

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次に計量の上、包装されます。

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金属探知機を使って、金属片や金属線がないか確認をしています。

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【点検者の所見】

京都生協コープ商品「ソフトパン粉」は、小麦粉の20%に京都府内産を使用しています。その計量記録や投入記録もあり、適正に管理の上、間違いなく使用されていることを確認しました。
定期的に、パン焼成後に使う器具の表面をふき取って、菌数を調べたり、空中から落下する菌数を調べることで、器具や製造空間の衛生状態に問題がないか確認されています。
毎月「メンテナンスの日」を設けられ、「従業員全員で各部署を点検して、問題がないかを確認している。」と説明がありました。このような取り組みを積極的にされているためか、機械・器具のメンテナンスだけではなく、整理・整頓・清掃など衛生管理や、異物混入対策などについて従業員さんの意識レベルが高いことを、点検を通じて感じました。

【メーカーからのメッセージ】
衛生管理、異物混入対策を徹底し、安心・安全な商品の製造を行っております。
昨年はFSSC22000認証を取得し、よりよい商品の製造に努めております。
パン粉は料理の主役ではありませんが、名脇役として皆様においしく召し上がっていただけると幸いです。

フライスター(株)のホームページへ  https://www.frystar.co.jp/




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