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産直産地の点検 モロヘイヤ 大中農友会(だいなかのうゆうかい)
- 2021年08月17日
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産直モロヘイヤを生産されている大中農友会は、4人の生産者の集まりです。場所は滋賀県近江八幡市安土町大中で、安土城跡の北側、琵琶湖との間に位置しています。ここには琵琶湖につながる大中湖がありましたが、約70年前に干拓され農地になりました。一帯では米や大根、白菜、モロヘイヤなどが生産されています。
大中農友会とのお取引は1983年に始まり、40年近くになります。メンバー4人の内、3人の方がモロヘイヤを生産されています。冬はメンバー全員で産直土付大根も生産されています。
モロヘイヤは、鮮やかな緑色の葉野菜で、真夏のちょうど「葉野菜」が減る時期によく出回ります。湯がいておひたしにしたり、刻むと粘りが出るので納豆と和えるなど、比較的に手軽な調理で食べることができます。今回レポートする産直モロヘイヤは6月~8月下旬にかけ、京都生協の店舗にて取り扱っておりますので、ぜひご賞味ください。
畑の点検をしました。肥料は有機肥料を使用し、農薬は有機栽培でも使用可能なものを最低限の使用にとどめています。収穫はモロヘイヤ先端の、若く柔らかい葉と茎を選び、手で丁寧に摘み取られます。その後、新たにわき芽が伸びて葉が開けば、収穫します。
モロヘイヤは暑さに強い作物ですが寒さにはとても弱く、種をまく3月末は、まだまだ外気が寒いため、ビニールハウスの中に、ビニールを二重にしたトンネルを設け、その中で育てておられます。10cm位に育つまでの管理が大変と伺いました。
収穫されたモロヘイヤは、畑近くの作業小屋に運ばれ、計量して袋詰めされます。畑で収穫する段階で状態の悪い葉は、除かれていますが、ここでも状態の悪い葉がないか検品されています。検品の基準があること、作業場は衛生的で異物混入につながるものがないことを確認しました。
袋詰めが終わったら、大中農友会の冷蔵庫に入れ、出荷を待ちます。
場所を移して、書類や記録の点検を行いました。安全で品質の良いモロヘイヤを栽培するために必要な、基準、作業手順、栽培記録などに問題ないことを確認しました。
【点検者の所見】
生産者の皆さんの集まりなので、事務を担う方はいませんが、産地点検での指摘に真摯に向き合い、安全で品質の良い農作物を作るための基準や手順も整備していただいています。
【生産者からのメッセージ】
私たち大中農友会は「健康な暮らしは元気な野菜から!」をモットーに、野菜作りに励んでおります。モロヘイヤは暑さに大変強い野菜で、猛暑の中でも元気ハツラツです。
栄養価が高いので、夏バテ気味の時期のおかずにはうってつけです。ぜひお試し下さい。柔らかい葉先の部分を摘み取っていますので、茎も全部召し上がって頂けます。
調理例に「サッと湯がいて・・・」と書いてある場合がありますが、よく湯がいた方がなめらかな口当たりになって食べやすくなります。
大中農友会より、おすすめの食べ方を教えていただきました。
モロヘイヤスープ(粘りが苦手な方には特におすすめです。)
・コンソメでスープを作り、ニンニクペーストを入れる。
・細かく刻んだモロヘイヤを入れてよく煮る。
・コショウで味を整え、最後に溶き卵を入れて完成。
温かいスープでも冷たいスープでもおいしいです。ぜひお試しください。
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