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「いきもの学校 森林編」を京都里山SDGsラボで開催しました
- 2022年04月28日
- とりくみ・活動
京都生協のエコ企画として「いきもの学校」を開催しました。
京都市右京区京北地域にある元小学校をリノベーションして建てられた「京都里山SDGsラボ "ことす" 」にて、美しい自然の中で地元の方とともに、地球や私たちの生活の中で森林が果たす役割についてワークショップを交えながら家族で楽しく学ぶ時間を過ごしました。
2022年4月23日(土)に開催した「いきもの学校」には、18組のご家族、総勢38人の親子が参加しました。
全体のフィールドワークとして、京都やましろ環境教育ネットワーク事務局長 大西 知房 氏より、森林が地球温暖化対策にもたらす効果について、スライドを使い分かりやすくお話いただきました。
"ことす"は木造建築。木製の入館証には北山ヒノキの間伐材を使用したり、お話を聞いた会場(リシンクホール)にも、京都の北山丸太を使った机が設置されるなど建物の中にはたくさんの木が使われています。
地元の木を適切に間伐し、私たちが使う製品に生まれ変わらせること。それらを長く使うことが、土砂災害の防止や運搬時に排出するCO2の削減につながり、地球の未来を守るSDGsな取り組みとなることを教えていただきました。
続いては、テーマごとのワークショップ会場に分かれ地元の方のレクチャーを受けながら、森林散策や木工アート、手芸や料理体験を行いました。
■ 森林散策 ■
京北の地形や歴史について教えていただきながら、道なき道を進むスリリングな散策体験となりました。
森の中では野生動物との出会いもあり、普段の生活では体験できないような自然の豊かさを体感することができました。
■ 木工体験 ■
北山杉を使ったマイ箸づくりにチャレンジしました。図工室をリノベーションしたお部屋には本格的な工具が備わっており、それらを使って木を削り世界に一つだけのお箸を作ることができました。
■ 手芸体験 ■
衣類や布製品の穴やほつれをかわいく修繕するダーニング方法を体験しました。
お洋服の端切れを再利用したブローチ作りや、コースターやしおりをデザインして、ししゅうをするなど親子で針仕事に夢中でした。
普段と違った空間で新たな「こと」「発見」をたくさんしたイベントとなりました。
参加者の感想
◆色々とお世話になりました。なかなか難所も多かったですが、想像していた以上に楽しかったです。偶然、野生のシカに遭遇したのは感動しました。久しぶりに自然とふれあい、子どもたちも気構えることなく環境のことを考えられたようでした。とても貴重な時間となりました。ありがとうございました。
◆地球温暖化と森林のお話は、とても納得しながら拝聴いたしました。お話を聞きながら、ずっと使い捨ての割り箸が頭の中をグルグルしていました。どうしても使う場面はたくさんあって、でもやはり気持ち良くないのでこれからはマイ箸持参を徹底するくらいは簡単にできそうかな、と早速実行したいです。
木工品は好きですが、値段が高いので一度購入したら大事に使い倒したいと思いました。
楽しく暮らしながら、出来ることはやっていきたいね、と子どもたちもと話す機会にもなりました。ありがとうございました。
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京都生協のエコ企画は、地球温暖化や生物多様性について楽しく学べるイベントを企画しています。
これからも親子で参加できる学びの場を考え発信していきます。
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