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【報告】沖縄県恩納村でもずく基金贈呈式と蜜原木植樹が行われました
- 2022年04月27日
- とりくみ・活動
2022年4月15日(金)沖縄県恩納村にて、「もずく基金」合同贈呈式が行われました。
京都生協は2013年、もずくメーカーである井ゲタ竹内、もずく生産者の恩納村漁協と「サンゴ再生もずく基金」を締結しています。京都生協で販売している「沖縄県恩納村のサンゴが育てたもずく」を1品購入するごとに1円が「サンゴ再生もずく基金」に寄付されるしくみとなっています。
沖縄の海では、地球温暖化やオニヒトデの大発生などにより、サンゴが白化して死滅する現象が起こっています。そこで始まったのが、死滅したサンゴに代わり、新しいサンゴの苗を植え付けてサンゴ礁の海を育む活動です。
▲植え付け前のサンゴの苗
京都生協ではこれまでに累計840本、サンゴの苗を植えました。
他エリアの生協も含めると、12年間で植え付けられたサンゴは54種4万本に上ります。
サンゴが健康に育つ海は、もずくを含め生命が豊かに息づく海。後世に沖縄の美ら海(ちゅらうみ)を豊かなまま残していきたいという共通の願いで活動しています。
▲黒い四角は、もずくを育てている養殖網
サンゴを植えて育てる「里海保全」の取り組みは「里山保全」へと広がっています。
沖縄では、耕作地などの拡大にともない、土壌から赤土が流出する海洋汚染が問題となっています。そのため、恩納村では「赤土等流出防止対策協議会」を設置しました。赤土対策として、畑の周りに「ベチパー」という根のしっかりしたイネ科の植物を植える他に、山に木を植えたり、畑に花の種をまいたりして地面をカバーし、赤土流出を防いでいます。
4月16日(土)には、同じく恩納村にて「蜜原木(みつげんぼく)植樹」が行われました。
花の蜜を活用し、農家の副業として養蜂を行う取り組みが「Honey&Coralプロジェクト」です。
SDGs未来都市に選定された恩納村では、自然保護と持続可能な経済サイクルを回す先進的な取り組みが行われています。
「沖縄県恩納村のサンゴが育てたもずく」を食べることで、サンゴを守るSDGsの活動に気軽に参加することができます。京都の食卓から、美ら海の保全をこれからも応援していきましょう。
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