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産直産地の点検 とまと畑のとまと 御牧野菜研究会
- 2024年06月04日
- 商品
点検日 2024年4月25日
産直「とまと畑のとまと※」(以下、トマト)を生産されている御牧野菜研究会の農場・選果場は、京都府久世郡久御山町御牧にあります。イオンタウン久御山から見て西に位置します。
※・・・「とまと畑のとまと」は御牧野菜研究会の商標です。
産地と消費地域が近いため、完熟したトマトを収穫し、出荷することができます。農薬の使用は、京都府の慣行基準の半分以下、肥料は有機質肥料が中心です。
産直提携は2000年4月に始まり、24年間、組合員の皆さまに支持されてきました。毎年5月中頃から7月にかけて、宅配で取り扱いがありますので、ぜひご利用ください。
代表の酒部さんと一緒に農場を点検しました。「2ヶ月以上にわたって収穫するため、ハウスごとに苗を植え付ける時期をずらしています。」と伺いました。
一つ目の農場です。
草が生えていると害虫の住み家となり、ハウス内に侵入する可能性があります。こちらではハウスの外周を防草シートで覆い、草が生えるのを抑えておられました。
「このハウスは収穫を始めたばかりです。」と説明がありました。畑の中は清掃が行き届き大変きれいにされていました。
点検中、酒部さんがトマトの上に設置しているカーテンを広げられました。「昨日は雨で今日は晴れ。急に日差しが強くなったので、トマトがショックを受けないように遮光しました。」と説明がありました。トマトに対する細かい気配りが伺えました。
他にも酒部さんより「この数年、天候の推移が不安定で、葉にカビが生えることが増えました。」と伺いました。気温や湿度をチェックしてハウス内の環境を整え、カビの気配が見えたら、それ以上広がらないよう注意されています。
トマトの受粉のため、蜂を飼っておられます。
(撮影できませんでしたが、ハウス内を蜂が飛んでいました。)
二つ目の農場です。
こちらは来週から収穫予定とのことです。ハウスの外周については、草刈りが行われ、ハウス内の畑はきれいに維持されていることを確認しました。
酒部さんより「この先暑くなると、草が生える勢いが増し、草刈りの頻度も増すので大変です。」と伺いました。
三つ目の農場です。
先ほどの二つのハウスに比べ、まだトマトの背丈は低い状態でした。こちらのトマトは5月後半から収穫予定と説明がありました。
こちらのハウスも先ほどと同様に、外周は草刈りが行われ畑がきれいに維持されていることを確認しました。
農薬の保管場所を点検しました。
農薬の在庫があっていること、保管庫は施錠管理されていることを確認しました。
農薬の調合場所を点検しました。
調合場所が明示され、酒部さんより「決まった場所で調合作業をしています。」と説明がありました。
選果場を点検しました。
収穫されたトマトはここで選別し、出荷用のコンテナに詰められます。
点検当時は稼働していませんでしたが、場内をきれいにされていること、選果基準(サイズと目視)を定めておられることを確認しました。
記録類など書類を点検しました。
農場ごとに栽培日誌があり、農薬散布や肥料を施すなど実施した作業をきちんと記録されていることを確認しました。
【点検者の所見】
仕様書および点検表に基づき点検を行い、農薬の使用記録および保管状況、栽培記録、施設内外の整理整頓、機器の整備状況などに、問題ないことを確認しました。生産者のトマト生産に対する積極的な姿勢や、こだわりを感じることができました。
【産地からのメッセージ】
地場で作れる利点を生かし、完熟で出荷しております。収穫後、お届けするまでの追熟ではなく「木になっている状態で完熟したトマト」ならではの味をご賞味ください。本年度も安全安心な品物を皆さまにお届けできるよう努力しますので、よろしくお願いいたします。
御牧野菜研究会から出荷された産直「とまと畑のとまと」は、京都生協の農産加工センターであらためて検品し、皆さまのもとへお届けします。
「とまと畑のとまと」は完熟で配達するので、そのまま食べるのが一番と思っていますが、産地おすすめの食べ方を教えていただきました。
【完熟トマトのカプレーゼ】
まずトマトを食べやすい大きさでカットして、モッツァレラチーズと一緒に器に盛りつけます。次に塩、バジル、ブラックペッパーを少々ふって、全体にオリーブオイルをかければ完成です。
調理例
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