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【祝60周年】11月27日はKYOTO COOP創立記念日
- 2024年11月27日
- お知らせ
1964年11月27日
「お互いへの心もちを薄れさせず頼もしき隣人でありましょう」と呼びかけられ、京都生協は設立しました。
60周年を迎えた今も京都生協の変わらぬ想い「理念」として「頼もしき隣人たらん」の言葉を大切にしています。
未来に向け「京都生協は新たな希望をつくる」ことをビジョンに掲げ安全安心の商品やサービスをこれからも皆さまにお届けしてまいります。
京都生活協同組合理事長
畑忠男
京都生活協同組合は、創立60周年を迎えることができました。60年間の長きに渡り、事業や活動を支えていただきました生産者や取引先の皆さま、全国の生協の皆さま、行政や友誼団体の皆さま、役職員の皆さま、そして何より多くの組合員の皆さまに心より感謝を申し上げます。
高度経済成長による物価の高騰が暮らしを直撃し、不安が高まる時代であった1964年、「隣人に対する心持ちを薄れさせず、お互いに頼もしき隣人となりましょう」と呼びかけられ、京都洛北生活協同組合が設立されました。1974年に京都生活協同組合と名称変更を行い、1978年に洛南生協、2000年にあみの生協との組織合同を行い、今日に至っています。
高度成長によって大量生産・大量消費の時代になり、戦後の食糧難やモノ不足の状況は解消されましたが、健康被害につながるような食品が出回るような時代でもありました。「安全・安心」の商品を求める声にこたえることで、多くの支持を集め、発展してきました。また、組合員の参加、さまざま自発的な組合員活動の広がりも、発展の原動力になってきました。そして、共同購入事業は単に商品を購入する機能だけでなく、地域の中でのコミュニティを豊かにする場になり、このことも発展の力になってきたと考えています。
60年間が常に順風満帆でだったわけではなく、事業や経営面では、厳しい状況にあった時代も多くありましたが、先輩役職員の皆さまが、組合員に誠実に向き合う中で、使命感を持って奮闘されてきた歴史でもあり、改めて敬意と感謝を表します。
そして、現在、組合員の暮らしを支える事業も宅配、店舗、共済、福祉、葬祭、でんき、夕食宅配、グループ子会社で行っているハウジング事業などへと広がりました。また、社会の変化に対し、食の安全はもとより、少子高齢化、環境、災害など暮らしを取り巻く問題に対して、多くの関係団体の皆さまと協業・連携で役割を果たしてきました。
今、世界では各地で戦争や紛争が起こっています。温暖化による自然災害も頻発しています。今後も不安定な世界情勢のもと、物価高騰、自然災害、人口減少、少子高齢化など、暮らしをめぐる環境は厳しさを増すと考えられます。そのような中にあって「それは持続可能か」ということが問われています。持続可能な社会の実現に向けて、身近な暮らしや地域社会、そして世界の中で人々がつながりあい、力を寄せ合って、希望ある社会を作っていく「頼もしき隣人」であり続けます。一人ひとりの組合員にとって京都生協があって良かったと実感できるような未来にしていきたいと決意いたします。
今後とも宜しくお願い致します。
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