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Woody Contest8 木製家具部門 最優秀賞作品が KYOTO Co-Lab に設置されました

  • 2025年11月27日
  • お知らせ

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コープ二条駅2階フリースペース「KYOTO Co-Lab(きょうと こらぼ)」に、京都府 第8回 Woodyコンテスト 木製家具部門で最優秀賞を受賞した椅子「Lattice」を設置しています。

Woodyコンテスト は、京都府のスギやヒノキを活用し、木材を暮らしの中で生かして利用する「木の文化」の継承と、木材の新たな利活用方法を開拓するため、建設設計を学んでいる学生や建築士、インテリアデザイナー、職人の方々に木材への関心を高めていただくため、2017年度より、木造住宅や木製家具のアイディアを募集。最優秀賞作品を京の町へ設置する取り組みです。

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第8回木製家具部門のテーマは「バナキュラーチェア / 風土の椅子」。

京都の暮らしを内省的な視点から読み解き、外から見た京都ではなく、土地の気候や風土が作り出す京都らしさを、さまざまな視点で読み解き、スギやヒノキを使って17作品の椅子のデザインが提案されました。

最優秀賞作品「Lattice」のデザインコンセプトは、京都の街並みに連なる「格子戸」をモチーフにしています。サイズの異なる椅子(大・中・小)の3つを1つにまとめられるネスト構造を採用しており、収納時にも美しさが際立つデザインです。

椅子の内側には十分な荷物収納スペースを設けることで、使い勝手の良さを実現。さらに、格子デザインによる通気性の良さを備えており、高温多湿な京都の気候に適した仕様となっています。

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椅子の素材には京都府産の杉を使用。木材そのものの香りや肌触りを楽しめるよう、表面は浮造り加工を施し、蜜蝋ワックスで仕上げています。これにより、上質な手触りと自然素材の魅力を最大限に引き出しています。

構造は釘や木ねじを使わず、「相欠き接ぎ」という京都の伝統工芸品にも用いられる接合技術を採用。強度と美しさを兼ね備えており、さらに畳を傷つけにくい「畳摺り構造」を採用しているため、和室でも安心して使用することができます。椅子の下部にはテーパー加工が施されており、細部まで丁寧に仕上げられています。

ぜひ、お近くにお立ち寄りの際は、コープ二条駅店2階「KYOTO Co-Lab」で実際に座っていただき、京都の木に触れてみてください。

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