みんなのとりくみレポート
第34回沖縄戦跡・基地めぐりの報告
京都生活協同組合
■開催日:3月29日(水曜)から3月31日(金曜)
■開催場所:沖縄県各地
沖縄戦の実相や現在の基地問題などを次の世代に継承し、今後の活動に生かしていくため、今年も日本生協連が沖縄戦跡・基地めぐりを主催しました。
全体参加者は、26生協175名(子ども33人)。
京都生協からは大人(女性)4名、青年男性1名、小学4年生男子1名と事務局の7名で参加しました。
◇コース日程:
1日目 伊丹空港発、現地到着後全体会(対馬丸の生存者の平良啓子さんより体験を聴くなど)
2日目 コ-ス別に終日フィールドワーク
3日目 ひめゆり平和祈念資料館、平和の礎などにフィールドワーク、バス移動、伊丹空港着
【1日目 全体会】
1.日本生協連の和田専務理事挨拶
2.学習「沖縄の歴史・沖縄戦・沖縄の基地」(40分)
3.平和の歌「ソプラノ歌手による一人芝居」(40分)
4.DVD「海よ、いのちよ」(10分)
5.沖縄戦の体験談講演「対馬丸事件」(60分)
6.懇親会があり、食卓を囲んで懇親を深めました。
【2日目以降】
3月30日から31日の午前は、3つのコースに分かれてバスで視察・見学・レクチャーを受けました。(京都の参加者は、親子コースに1組2名、他の4名は辺野古・高江コースに参加しました。)
辺野古テント村:キラキラと光る辺野古の海を正面にしたテント村で現状を聞きました。普天間基地返還運動が起こり、1997年に辺野古への移設案が決まりました。その後、海の埋め立てに対し反対の運動が始まりました。辺野古の新基地計画は最新鋭の基地として長期間の耐久性を前提とした計画になっているそうです。基地の問題を沖縄だけのことではなく、自分のこととして考えることが大切です。(闘争から4729日が経っています。)
ひめゆり平和祈念資料館:自然の横穴(壕)を利用した野戦病院に看護要員として配置された240人の鎮魂と、平和であることの大切さを訴え続けるために建設されました。今は、「日本軍の戦争方針によってこのような悲劇があった」ということを伝えています。しかし、これが忘れられ、ねつ造されて「国家のために身を挺して頑張った女学生」というように美化され宣伝される可能性もあります。私たち国民が主権者として、しっかりと監視しなければなりません。
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