京北周山(しゅうざん)にある、明智光秀ゆかりの慈眼寺に行きました。

住職さんより、光秀がどういう人物であったかをお話いただきました。
織田信長の右腕として、勢力争いが絶えなかった丹波平定を実現した光秀は、丹波の領民から大変感謝されたそうです。
しかし、本能寺の変で信長に謀反を起こし、裏切り者とみなされることとなりました。
それでも、ここ京北の地では、光秀を「善政の領主」と称え、光秀像を墨で黒く塗り、長年大切に守られてきたそうです。
墨が薄くなった右肩部分に、明智の家紋「桔梗」の紋を見ることができます。
するどい眼差しに秘められた、光秀の信念は何だったのか、遠い歴史に思いをはせられました。
光秀をよく思ってない人も、この像を見れば、少し考えが変わるかもしれません。

光秀像見学のあとは、お部屋をお借りし、近くの御菓子屋さんのお菓子とお茶をいただきながら、感想を述べました。


近くに住んでいながら、訪問は初めてというメンバーが多く、昨年度から継続した「京北の歴史を知る」というテーマを深めることができました。

＜参加者の感想＞

・自分の実家が「桔梗」の家紋であり、京北に嫁いできたことに不思議な縁を感じた
・明智光秀が登場する映画などを改めて観てみたくなった
・今日のお話を聞いて、また京北が好きになった
・美味しいお菓子とお茶でほっこりできた