点検レポート

点検レポート

産直産地の点検 産直土付き大根 大中農友会

  • 2026年03月17日
  • 産地点検

点検日 2025123

 産直「土付き大根」を生産されている大中農友会は、4人で組織された団体です。
 場所は、滋賀県近江八幡市大中にあり、安土城址の北側で琵琶湖との間に位置しています。この辺りは元々、琵琶湖につながる内湖「大中の湖」がありましたが、61年前に干拓され、農地となりました。この一帯では、お米の他に、近江牛、西瓜、キャベツ、大かぶらなどが生産されています。
 大中農友会と京都生協との取引は、1983年に始まり、今年で43年目になります。
 4人の生産者のうち、3人が産直「土付き大根」を生産しています。

 畑の点検を行いました。
 畑やその周辺に不要なものは見られず、雑草の処理も行き届いており、畑とその周辺の環境が適切に整えられていることを確認しました。

001-dainaka-8898.jpg


002-dainaka-8923.jpg


 
 畑の点検時、道尾様に、産直「土付き大根」の生産に関してご苦労されていることなどを伺ったところ、「近年の夏場の猛暑による影響か、害虫が非常に多く発生しており、大根の生育にも影響が出ている。害虫は新芽に潜り込もうとするので、そのタイミングで農薬を散布することが重要になるが、そのタイミングがずれると、新芽を食べられて、その後の大根の成長にも影響が出てしまう。農薬散布のタイミングにはとても苦労している」とのお話がありました。
 また、害虫が新芽を食べると、大根に空洞(穴)ができてしまうとのことで、実際に空洞(穴)ができている大根を見せていただきました。

003-daianak-8913.jpg


 

 収穫した「土付き大根」は、畑で余分な土や葉を除去し、専用の袋に入れた後、集出荷場に運ばれます。集出荷場では、畑で包装した大根を10本ずつ紙袋に入れ、カゴ台車に載せます。

005-dainaka-8880.jpg

 
 

 集出荷場の点検も行い、整理・整頓・清掃が行き届いていることを確認しました。
 集出荷場で使用するフォークリフトは定期的に点検されており、運転する際は、安全のために必ずヘルメットを着用されていることを確認しました。

006-dainaka-8888.jpg

 
 
 道尾様の農機具保管場所を点検しました。
 保管場所に保管されているトラクターなども、定期的にメンテナンスをしているとお伺いしました。また、農薬は、施錠が出来る保管庫で管理されていることを確認しました。

007-dainaka-8893.jpg

 
 
 書類の点検を行いました。
 仕様書※や栽培記録などを確認し、法律に則って農薬が使用されていることを確認しました。点検時、道尾様からは、「生産者が3人ということもあり、何か困ったり悩んだりすることがあれば、お互いに情報を交換し合いながら、日々、生産に励んでいる」とのお話がありました。

※仕様書:その農作物を生産するにあたり、使用する農薬や肥料、生産方法などが記載されている書類のこと。

008-dainaka-8928.jpg



【点検者の所見】
 大中農友会は、農業に対して、同じ考えを持つ生産者が集まって組織された団体です。
 仕様書や点検表に基づいての点検を行い、栽培記録や農薬の使用状況、畑および周辺の環境整備、集出荷場の整理・整頓・清掃などに、問題がないことを確認しました。
 点検時、大中農友会の「モットー」をお聞きしたところ、「健康な暮らしは元気な野菜から!!をモットーに、日々、農作物の生産に励んでいる」とお聞きし、「生産する側の考えだけではなく、『食べる人』のこともしっかりと考えて生産されているのだな」と感銘を受けました。


【産地からのメッセージ】
 京都生協とお取引を開始して今年で43年目となりました。
 6名でスタートした大中農友会も現在は4名となり、土付き大根の出荷能力も半分になってしまいました。しかしながら、全員の家族が後継者に営農活動が引き継がれております。
 畑でとれたての状態でお届けする『産直土付き大根』をこれからもご利用頂きますことよろしくお願いいたします。



点検レポート トップへ戻る



バックナンバー